中村 うさぎ

定価: ¥ 1,365
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発売日: 2005-08-17
発売元: 新潮社
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現代人特有の心の病・・と言っていいかどうか。
ブランド狂い、整形手術、ホスト狂い、デリヘル体験・・・いままで中村うさぎに関して私が持っていた知識はそのぐらいのものだ。決して好感を抱いていたわけではない。しかしこの作品を読んで、彼女がある意味で現代人特有の深い心の闇(病といってもいい)を持っている人だということが分かった。そしてそれを徹底的に掘り下げ、解剖し、それと真剣に向き合っている。苦しい作業かも知れないが、それこそが彼女の作家になったゆえんなのだと思う。そしてある意味で自分に対する精神治療ともなるだろう。この仕事ぶりには好感を覚えるし、共感も感じる。もっともっと自分を追い詰めてほしいし、よい作品を書いてほしい。
男性にもぜひ
21世紀に入って、女性が犯罪者、犠牲者となった13の事件を、中村うさぎが臨場感ある文章で掘り下げています。
事件の真相を暴くことが、この本のメインではないと思います。
主人公女性たちの心の奥深くに宿っていたものは『何』かを、中村うさぎは丹念に見い出そうとしています。
女性だけでなく、男性にもぜひ読んでもらいたい本です!
腹八分目
ちょっと短いかな。
この内容をちゃんと書こうとすると本当は2倍くらいの文章量が必要なんじゃないか。
というか単に自分の好みかもしれないけど、ちょっと本として薄い。
それぞれの話が終わるたびに「もっと深くまで踏み込んでほしい」と感じる。
新聞記事を読むときに感じる「え、それで終わりかよ」
って感じが付きまとう。
自分で調べに行きたくなってしまう。
なんかダイエットしているときに食べる食事のような物足りなさが残る。
コンセプトはすごくいい(レビュー者の好み)んだけど、内容に対してアプローチが軽い。
掲載当時の文章をほぼ使っているようで、本当は単行本化するにあたり加筆してほしかった。
いつか長編バージョンを出してはくれないものか。


