那須田 淳

定価: ¥ 1,575
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発売日: 2006-09
発売元: 理論社
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中学生の課題図書
読書課題図書と聞いたので読んでみましたが、主人公の気持ちの揺れや設定が今ひとつしっかりしていない感じがしました。近所に住む少女への恋心への変化などもう少し丁寧に書かれていると良いと思います。また神奈川県民として「この時期に期末試験は変だぞ」とか「この時期に進路は決まらないだろ」などというつっこみどころ満載でもありました。いくらフィクションであっても中学生を主人公に据えるのであればその県の入試制度くらい調査して書いた方がよいのでは? 期待していただけに・・・。
2つの青春
主人公の少年たち中学生とその親の世代の青春が、現在進行形のまま静かにクロスする。高校に入ってばらばらになっていく前の中学生という時ならではの、その土地に根付く物語の雰囲気が、現在も進行中の宇宙船の物語とあいまって、すごく伝わってきました。
鎌倉とか湘南に行きたくなりました。
コップに注いだサイダー
昨年末、中学生の息子に冬休み中に何か読むものをと探しに書店へ行き見つけました。息子の評価は詳しく聞いてませんでしたが、どのような内容だったのか気になり、息子から借りて読んでみました。YA小説と位置づけられているようですが、僕のようなオジさんでも結構面白く読むことができました。物語のフレームがしっかりしており、サイドストーリーのフレーバリングもかぐわしく、著者がこの本をとても大切に書いたことがひしひしと伝わってくるようでした。主人公の少年は絵を得意としているという設定でしたが、あたかも一枚の風景画が描かれていくプロセスを見せられたかのような感覚も味わいました。自分の中学生時代の事柄も自ずと思い出され、清々しい読後感を抱きました。映画化なんて話が起きてきませんかね・・・?


